Fab Academy

Fab Academy とは

Fab Academyって何?

FabAcademyは、グローバルのオンライン講義とハンズオンのトレーニングで構成される、デジタルツールを使ったものづくりの学習プログラムです。「モノづくりの民主化」のメイカームーブメントで有名なMIT(マサチューセッツ工科大)のNeil Garshenfeld教授が主催しています。毎年世界各国のファブラボから200名程度の学生が参加し、2D / 3D CAD、3Dプリンター、レーザーカッターを始め、機械切削(CNC)による木材やプリント基板の切り出し、電子回路、プログラミング、型取りなど、ものをつくるための様々な技法を広範に学びます。2024年はメキシコ、2025年はチェコでの卒業式が予定されています。

講座の概要

ファブアカデミーの講座は、毎週水曜日(日本時間の夜間)に行われるニール・ガーシェンフェルド教授の講義がコースの中心になります。 水曜日の講義では、前半90分が前週の課題発表、後半90分がその週の講義になります。課題発表では、世界中の学生が前週から取り組んできた内容について英語で説明をします。 課題の製作は世界各国にあるファブラボで行われ、レーザーカッター、3Dプリンタ、CNCなどのデジタル工作機械を利用して行います。参考:2023年の講座のスケジュール
最終課題は、自分のアイディアを基に、半年を通して学んだ技術を総合的に組みあわせ、世の中にないプロトタイプの設計・製作を(ほぼ)一人で挑み、最終プレゼンテーションを行います。
昨年も受講生の数だけ、新しいプロジェクトが生まれています。

受講期間

例年、1月下旬から6月上旬まで(ほぼ)週次のグローバル・セッション(オンライン講義)と、ローカル・セッション(ローカルのファブラボでの課題制作作業)を行います。

その後、最終課題のプレゼンテーションを6月下旬から7月頃にかけて実施します。

受講料金・支払い方法

$5,000 USD(米ドル)です。

お支払い方法の内訳は以下の通りです。

  • $2,000 USD : ディポジットとして受講受理後、2週間以内にお支払いいただきます。
  • $3,000 USD : ディポジットの残額として、3月中旬までにお支払いいただきます。

詳細は Fab Academy Tuition Fee のページをご確認ください。

Fablab 関内でのFab Academy受講について

ファブラボ関内はFab Academy のNode(開講ラボ)です。

ファブラボ関内では、2019年からNode(開講ラボ)の登録をして、神奈川、東京、埼玉から受講生を受け入れました。JR京浜東北線、東横線直通みなとみらい線、横浜市営地下鉄の各駅から徒歩3-5分と、近県からのアクセスもよい横浜の中心地にファブラボ関内はあります。

担当インストラクターは、ファブラボ関内のローカルインストラクターのみならず、世界各国の受講生の最終卒業評価も行っています。卒業式は毎年開催される国際会議の中で行われ、自身の卒業式が行われたチリ以降は毎年国際会議に出席し、関内や日本のラボの受講生の卒業式に立ち会ってきました。

ファブラボ関内でのFab Academyを受講するには

  1. Fab Academy お問い合わせフォーム からご連絡ください。
  2. お問い合わせの内容によって、ファブラボ関内を見学いただき、またオフライン/オンラインにて説明会・面談を行います。
  3. ファブラボ関内での受講が決まりましたら、Fab AcademyのSTUDENTS REGISTRATIONから受講登録を行っていただきます。Fab Foundationによる申込受理の連絡は例年1月中旬に届きます。

申込受付期間

ファラボ関内では、Student Application提出期限までの申込を受け付けています。以降の申し込みについてはお問い合わせ下さい。

ファブラボ関内の受講人数

4名まで受講が可能です。

ファブラボ関内のFab Academy プレセッションについて

関内で受講される方には、1月の受講開始に先立って、受講生のスキルに合わせて事前に無料の”プレセッション”を複数回行い、授業で使用する機器やソフトの操作について講習を行い、また最終課題の制作に向けて相談を行います。初めて使用する機材やスキルがあっても授業開始後は各週の課題に余裕を持って取り組む事ができます。

受講期間中のローカル・セッションについて

授業が開始されると、金曜または土曜にファブラボ関内で行う”ローカルセッション”で課題に取り組んで行くことになります(曜日と時間は、受講生とスケジュール調整をしつつ決定します)。ローカルセッションの資料は受講生に公開するので、予習・復習・課題作成等に参考にして下さい。

受講に関わるファブラボ関内の機器や資材の利用について

Fab Academyの授業・課題制作で使用する基本的な機器や資材は、ラボが提供します。最終課題に必要な資材については状況に応じて、受講生の負担になります。

FabAcademyについてのお問い合わせ

受講内容・説明会・施設見学・受講希望はこちら

 

STUDENTS APPLICATION FORM 

Application Form

Please select a Fab Lab / Node to take the course のところで

Kannai (Yokohama, Japan) を選んでください

 

 

 

 

インストラクター

Yuichi TAMIYA

  • 2023-2018 FabAcademy Instructor
  • 2023-2019 Global Evaluator
  • 2023 FAB23 Bhutan
  • 2022 Bali FAB Fest
  • 2022 Instructors Bootcamp(Amsterdam, Netherlands)
  • 2020 Instructors Bootcamp(Kochi, India)
  • 2019 FAB15 Egypt
  • 2018 FAB14 France
  • 2017 FAB13 Chile (FabAcademy Graduate)

ファブラボ関内の卒業生のドキュメント

2022  
Yukiya Yamane
2021  
Natsuka Kamei
Shinobu Ishimura
2020  
Tatsuro Homma
2019  
Yozi Shimakawa
Kota Tomaru
Takayuki Sakai

Q&A

Q. デジタルツールを使ったものづくりやプログラミングについて経験があまり無いですが大丈夫でしょうか?

Fab Academyでは講座だけでなくローカルのファブラボでの実習作業を行い、その中でデジタル・ファブリケーションに関する知識やスキルを向上していくことを目指しています。全てに経験があるような受講生の方が珍しく、インストラクターも常にスキルアップしながら受講生をサポートします。ファブラボ関内ではFab Academyの開始前に受講生のスキルに合わせて事前に無料の”プレセッション”を複数回行い、基本的な機器の操作について導入を行い受講生の方がスキルギャップを埋められるようにサポートします。

Q. 英語についてあまり自信がありませんが大丈夫でしょうか?

グローバル・セッションは英語で行われます。各週の課題の解説や一部のチュートリアルについてはローカル・セッションで日本語で行い、補足すべき点や疑問点があれば出来る限りサポートします。課題制作についてのドキュメンテーションについては英語で実施する必要があります。

英語が使える方がいいのは勿論ですが、流暢な英語が必須という訳ではありません。Fab Academyはグローバルのプログラムであり、全世界から受講生が参加するため、英語が得意でない/話せない人も毎年数多く受講していることは運営側でも考慮しています。英語が上手であることよりも何を作ったかが重視されます。英語に苦手意識があっても、自分が作ったモノがあればそれについては意外と話せるものです。グローバル・セッションは録画されますし、発表の際には原稿を作っておくこともできます。過去の受講生の中にも日々進歩するテクノロジーを使いこなして無事卒業した方も多数いらっしゃいます。

Q. どの程度の作業時間が必要でしょうか?

各自のスキルにもよりますが、グローバルおよびローカルのセッションを含め、週に20から30時間ほどの作業時間が必要とされています。

Q. グローバル・セッションの受講は日本時間の夜間になりますか?

グローバル・セッションはMITがあるボストンの水曜日の朝9時から開始し、前半90分の前週の課題レビューと90分の当週の講義を行います。日本時間では22時(冬時間では23時)から開始になります。3時間のセッションの内容はレコーディングされて共有されるため、翌日以降にキャッチアップすることも可能です。

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参考リンク

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